「SUUMO」で検索すると同じ物件がたくさん出てくる理由とは
皆さんこんにちは。
今回の記事では、SUUMOでよく見る光景についてです。
真剣に探している人であればあるほど、この光景を目にすることは多いと思います。
それは、、、
「同じ価格で同じ間取りのお部屋がいくつも表示されている!?あれ、よく見ると同じ物件っぽいな・・・?売り出されている会社が違うだけなの?まって、どういうこと??」
という現象です。実際にお客様からよく頂く質問のうちの一つです。
ここまでパニックになるような方は少ないかもしれません。誇張しすぎました。それとSUUMOカラーに寄せてみました。見えづらかったらすみません。
これは基本的に、
売り主様が複数の不動産会社に販売活動を依頼しているから起こっている現象
なのです。
※これを知らない買い手からは、売れ残りのような印象がつきやすいので、これからご自宅のご売却を考えていらっしゃる方は、この点は検討が必要だと思います。
ちなみに売主さんが複数の不動産会社に売却を依頼することを一般媒介契約、一社のみに任せることを専任(専属専任)媒介契約といいます。
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専任と専属専任の違いは、大きいのは自己発見した買主(業者含む)と直接契約できる専任のほうが売主にとって縛りが少ないという点くらいですかね。
専任は売主さんへの媒介業務の報告が2週間に1回以上(専属専任は1週間に1回以上)となっていますが、2週間に1回程度の報告で済ませているようだと、たいていの売主さんは不安になって(時には営業をサボってるんじゃないかと怒られたり・・・)信用されなくなるので、どの会社も担当ベースでは頻繁に報告はしてると思います。
あとはかなり細かいですが、レインズに登録する前に両手取引を狙える期間が、専任のほうが長いため、その間に決める自信のある営業は専任にする傾向もあります。(ここを意識している営業は正直多くはないかもしれませんが)
過去記事でも少し触れておりますので、よろしければ見ていってくださいませ。
kimagurefudousanya.hatenablog.com
ーーーーーー脱線終了ーーーーーーーー
SUUMOに複数の会社から同じ物件が上がっているのは、珍しくありません。
一般媒介契約の形態だとほぼそうなります。
ただこれから売却を考えている人は、会社は2.3社に留めておいたほうがいいと思います。それ以上にすると各会社との書類のやりとり、進捗報告の電話・メール等、よほどマメなタイプの人じゃないと、てんやわんやになること必至です。(各不動産会社は互いにライバルなので、基本的にまとめて書類をもらうことも、販売計画を皆で相談することも不可能です)
また、極稀にですが、一般媒介契約で複数の会社からSUUMOに乗せているのを見て、何も依頼していないのに勝手に紛れ込んでくる非常に悪い不動産会社もあったりします。その際には、任せている不動産会社の中で一番信頼のできる営業マンへ、相談するのが良いでしょう。
なお、SUUMOに同じ物件がいくつも出ているパターンで、一番多いのが売主さんが不動産会社のパターンです。
すごい時には10社近くから同じ物件が出てるなんてこともあります。
これは不動産仲介業者が、売主さんの物件の広告を自社の名前でさせてもらって、問い合わせてきたお客様をその物件に限らず仲介する目的になります。
売主さんにとってみれば「どの仲介業者のお客様でも買ってもらえれば在庫がはけるからOK、どんどん広告して!」という考えですので、これが同じ物件だらけの現象を巻き起こしている大きな原因です。
お問い合わせをする買主さんは、仲介会社の名前や、入力してある文言から伝わるやる気で判断するのがよいのかな、と思います。(正直ローンを組む時は、大手仲介の方が提携銀行も多くて強いなぁ、と個人的には感じております)
ちなみに、SUUMOには、「投資用物件」は掲載されない仕様になっておりますので、ご注意くださいませ。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
kimagurefudousanya.hatenablog.com