不動産屋のホンネ

この業界のお客様に見えないホンネの部分を中心に書いていきます。たまに普通のことも書くかもしれません。

「未公開物件」に騙されないように知っておくべき実態【part1】

 

皆さま初めまして。

 

街の不動産屋の中の人でございます。

東京23区の、主に都心部にて中古の不動産の売買の取引を行っております。

 

早速ですが、不動産屋さんに一度連絡先を教えると、昼夜問わず営業の電話がかかってきたり、いざ会ってみると、こちらの希望なんてさておき、営業マンの都合で段取りを組まれたり(興味ない物件なのに、勝手に内覧をセットされたり…)、他物件と検討したいのに、早く決めないと他から申し込みが入ってしまいますよ!と催促されることも少なくないのではないでしょうか?

 

不動産屋は「1000個の話の中で3個しか真実がない」「1000件物件を紹介されたとしてまともな物件は3つしかない」etc…などが由来で、千三つ(せんみつ)とも揶揄されておりますが、そのような業界の人間に属する者として、少しでも皆様のお家選びに際して、助力できることを祈念し、ブログを初めてみました。(筆者ブログ初心者ですので、ご容赦下さいませm(_ _)m)

 

一般的な事をしっかりと書いてあるブログはゴマンとありますので、他のブログには書いてないような、この業界のありのままの事実も書ければと思っております。

 

まずは、皆様もよく耳にすると思いますが、

未公開情報】についてです。

 

未公開と聞いただけで、興味をそそられるのは人間の性ですよね。

世間よりも早く自分だけが知れる、得をするんじゃないかと、ワクワクしてしまうのはやっぱり避けられません。

ただ、中古の不動産の場合は、、、

「都合の良い未公開情報など、ほぼございません」

特に中古のマンションですと、売主さんは個人の場合が大半ですから、売主さん目線からみれば、未公開にされて得をする事は一切ないのです。

万が一、売却を任せた不動産屋によって勝手に未公開にされている場合、売主さんもそれを把握する手段がありますので、その場合には媒介契約(不動産と結ぶ、売却の契約)を即解除できるのです。

 

もちろん、一般的に売りに出る前に「今住んでいるマンションを売りたいんだけど…」というご相談を受けた段階で、営業も自分のお客様で決める事でいわゆる両手取引を狙えるため、手持ちのお客様へ先にご紹介をする事はあり、それはその時点では未公開になるのでしょうけれども、ごくごく一部のパターンです。

 

未公開物件がほぼないと言えるポイントは、全国の不動産屋が全国の売り出し中物件を共有し合う「レインズ」と皆様おなじみの「SUUMO」の関係性です。

 (part2へ続く・・・)

 

kimagurefudousanya.hatenablog.com

 

 

………

余談ですが、不動産屋は契約が水に流れることを避ける習わしで、水曜日は定休日のところが多いのです。火曜日は火事を避ける?意味で大手さんは大半お休みですね。連休を取るためのこじつけだと思います。平日休みだと夢の国は空いてていいですけどね

 

それでは、また次回!

 

 

 


【中古】 住宅・不動産セールスにだまされない本 元三井のリハウスマンが教える / 諸星 峻一 / エール出版社 [単行本]【メール便送料無料】【あす楽対応】